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SRK@超善玉・極悪玉 [Acting & Performing]

今年2本の作品が公開されるSRKですが、2本ともアクション映画ながら、一方は超善玉のG.One、もう一方は極悪非道のDonという両極端の役どころなのが面白いです。



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That's very ironic actually. You know in a same year, the goodest good guy, G.one means good one. So I'm playing the goodest good guy who kids will like and families will like. He's like a super hero. You know super heroes are supposed to be classically conventional and good people. So he's a good person. On the side of good not evil. On the other hand I'm playing the world of worst man, Don. The evilest of evil. 実際皮肉だよね。一年にさ、究極的な正義の味方…、G.oneというのは、つまりGood Oneという意味だからね。子どもたちや家族連れに愛される善人中の善人を演じる。スーパーヒーローって訳だ。スーパーヒーローってのはそもそも古典的なまでに正統派の善人だろ。悪をくじく正義の味方だ。一方では世にも邪悪な人物、Donも演じている。こっちは悪人中の悪人って訳さ。

"good"の最上級は"the best"なので、"the goodest" というのは本来文法的には正しくない訳ですが、使い古された"the best"なんかでは表しきれない、非日常性、特別さを強調したいとき、あえてこういう風に言ったりもします。"The goodest good guy"って語感も楽しいですね。似た表現に"the bestest"なんていう表現もあります。最高の中の最高っていう感じ。言葉って生き物ですね。

タグ:Ra.One Don2

祝!映画ラ・ワン日本公開! [Acting & Performing]

昨年9月から更新していなくてすみません。仕事がすごく忙しくなって、SRKウォッチングも最小限、ブログにまとめるまでには至りませんでした。それなのに、毎日見に来て下さっている方々もおられ、本当にありがたいなと思っています。WOWOWで何度か「マイネーム・イズ・ハーン」が放映され好評を博しているようだし、少しずつシャー・ルク認知度が上がってきているのかな。

この間Ra. Oneはそこそこの収益を上げ、直後Don2のかっこ良さに人々は再びシャー・ルクにしびれ、今はカトリーナ・カイフとのロマンス映画の撮影が行われています。Veer Zaarではプリーティ・ズィンタと、そして、Dil To Pagal Haiではマードゥリー・ディークシトとの胸焦がす恋物語を撮った大ベテランのヤーシュ・チョープラ監督作。DDLJやMohabatten, Rab Ne Bana Di Jodiのアディティヤ・チョープラ監督のお父様です。親子してシャー・ルクに恋を語らせるのが上手い方々。ぜひともSRKには久々に、キング・オブ・ロマンスの本領を発揮していただきたい。
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そしてそしてそして!「ラ・ワン」Ra.One日本正式公開!(邦題カタカナだと何か木材みたいで…。)
ここを覗かれるような方は、DVDで既にご覧になったかもしれませんが、ビッグスクリーンで見るのはやっぱり違いますよ。嬉しいノーカット字幕付き!1円試写もまだ間に合うかもしれないので、取り敢えず載せておきますね。私は明日参ります~。

http://www.uplink.co.jp/raone/

シャー・ルクも少しずつ年取ってきて、今さら日本でブレイクしても…という気持ちがないでもないですが。映画が見やすくなるといいなと。それだけを願っております。配給はPARCO。ヒット祈願。


祝ボリウッド映画デビュー20周年 デビュー作 Deewana [Acting & Performing]

このところの投稿は「祝」づくしですが…今回もおめでたい話題です。

1992年6月25日、シャー・ルクにとっての初めてのボリウッド映画、Deewanaが公開されました。実際に最初に撮影に着手したのは、ヘーマ・マリニー監督のDil Aashna Hai で、ほぼ同時期に日本でも公開された「ラジュー出世する Raju Ban Gaya Gentleman」にも出演。完成はそちらが先だったのですが、公開日はDeewanaが最初だったので、シャールクのデビュー作はDeewanaとされています。

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この映画で、彼は長い映画のインターミッションの後に初めて登場します。ムンバイのマリンドライブをバイクに乗ってVinod Rathodの歌う"Koi Na Koi Chahie"「誰か現れてよ」を歌いながら…。



茶色い革ジャンにジーンズ、白いTシャツのシャールクは、オフロードバイクを仲間たちと楽しげ(ちょっと笑えるアクションシーンも)に乗り回しますが、歌詞の内容は「誰か僕と恋をしようよ。一緒に死んでもいいくらいの…」というもの。そしてそれが暗示するように、歌の最後に若く美しい未亡人と出会ってしまいます。

この映画の主人公は実際のところ、往年のアイドル、リシ・カプールなんですが、40歳を過ぎて太ってしまい、ロングヘアーにカラフルなセーターを着て頑張ってはいるのですが、ディヴヤ・ヴァルティ(後に若くして事故死)という20前後の女の子の恋愛対象になるには、どう見ても無理がありました。なので前半はかなり厳しいのですが、それだけに後半シャールク登場からがぜん面白くなります。

これを初めてスクリーンで見た大衆は、最初は新人の登場を興味深げに見ていたのですが、歌が一曲終わる頃には、すっかりシャールクに魅せられ、映画館が歓声であふれたそうです。「誰か僕と恋をしようよ」と歌って登場したシャールクに、皆恋をしてしまったのです。苦おしい恋、果敢なくどき、アクションから母親への思慕に至るまで、後にシャールクを有名にする情熱的な演技が後半にぎっしり詰まったこの映画は、デビュー作にふさわしいものだったかもしれません。シャールクはこの映画でフィルムフェアデビュー賞を勝ち取ります。それから20年、デリーからやってきた、このえくぼの魅力的な小柄で色黒の俳優は大衆に愛され続け、Baadshah of Bollywood ボリウッドの帝王とまで呼ばれるようになったのでした。


タグ:Deewana 初期

待望の劇場公開「恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム」 [Acting & Performing]

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このページをご覧いただいている皆様の中には、この映画を見ていない人はあまりおられないと思いますが、ファラー・カーン監督作の2008年の大ヒット作”Om Shanti Om”がついに日本で劇場公開されます。その名も「恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム」!少しずつですが、シャールクの映画が日本語字幕付きで見られるようになってきました。でも、今のところ大ヒットどころか、ラジニーカント並にさえならない様子。この映画は起死回生に向けての最後の試みなのかもしれません。音楽も、衣装も、女優さんもいいし、本当にマサーラー映画の集大成のような映画、ぜひ多くの人に見に行っていただきたい。私ももちろん行きます。何回もDVDで見ましたが、大スクリーンで体験しなければね。

予告編がほとんど全部語っちゃっているので、こんなに見せてしまっていいのかなあと思いますが。私のお勧めはやっぱり前半の70年代映画業界を再現したシーンです。衣装やら小道具がカラフルでサイケデリックなところもあり、何よりゴージャスな女優さんディーピカー・パードゥコーンの美しさは圧巻。彼女、その後何本も映画に出て今では売れっ子になっていますし、いつ見てもキレイなのですが、この映画での美しさはほとんど神がかっているほどでした。だからこそ、シャールクの一方的な憧れと純愛がリアリティを持って伝わります。もちろん、熱愛している男を演じさせたら右に出るものがいないシャールクなればこそでもあるんですが。

見どころ満載の映画ですが、あえていくつか上げると
"Dhoom Taana"千手観音のようなディーピカーの素晴らしいスタイル。衣装をいくつも変えて古い映画のヒーロ―たちと合成された映像は、自然すぎて見過ごしてしまいそうですが、実は非常に凝った特撮が行われています。音楽も、伝統的な大人数のオーケストラによる演奏で、シンセサイザーではない本物の巨大な太鼓やパーカッションがふんだんに入った昔ながらのインド映画っぽいドンチャカした感じがいいんですよね。



"Ajab Si"。ゴージャスなディーピカーの登場シーン。シャールクが彼女の視線に射抜かれて、幸せにぶっ倒れる演技は見ものです。短いシーンなのに動きと表情だけで恋する男の甘い苦しみが表現されてて、ほんと、King of Romanceと異名を取るだけのことはあります。実は最初に相手役ディーピカーが発表された時、若すぎるし、シャールクの恋の相手としてはどうかと思ったんですが、こういうシチュエーションならばっちりです。



"Dard-e-Disco" 言わずと知れたシャールクの有名なシックス・パックが見られる曲。水から上がってくるシーンに、いよっ!って感じです。シャールクは運動神経が抜群なので振りについていっていますが、熱心に稽古する訳ではなく、ダンスが得意という訳でもありません。でもなぜかみな彼に注目して見とれてしまうんだと、元々は振付師であったファラー監督が言っています。

"Deewangi Deewangi" インド映画界の新旧のスターたちが登場するダンスナンバー。この頃バッチャンズと不仲だったため、この曲に彼らが参加していないのは画竜点睛を欠くとおもいますが、それにしても楽しい曲です。レーカーやダルメーンドル、ミトゥン・チャクラヴァルティーらベテラン俳優が登場するときにシャールクが敬意を表してお迎えするところがいいですよ。

後半部分はディーピカの演技力がもう少しあれば、逆に彼を恋する女の子の切なさが出たのになと思います。クライマックスの炎の中でシャンティプリアとオームが見つめ合うところはすごく良かった。 こうして思い返してみると、やっぱりこの映画は、誰にでもお勧めできるローラーコースター・マサーラー映画のある到達点なのではないでしょうか。 ぜひ映画館に足を運びましょう。




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