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SRK@イムラーン・カーンの結婚式 [Honesty & Courtesy]



アーミル・カーンの甥、イムラーンの結婚式に呼ばれたSRK夫妻。10秒過ぎ、ドア近くで警備員の女性に手を合わせて挨拶され、一瞬通り過ぎながらも振り返って手を合わせて挨拶を返すSRK。相手が誰であろうと送られた敬意を粗末に扱わないところいいなあって思います。雄弁さには定評があるSRKですが、本当の人間性ってこういうふとした振る舞いに出るものよね。

SRK@Imran Khan's wedding. Around 00:10 SRK greets back to the security woman who gave namaste to him. He treats everyone with heartfelt courtesy. His quick working brain is famous but I think genuine personality shows in such small demeanor.

01:24 あたり。
「僕は恋をしている人たちが好きだ。だから愛し合っているカップルを見ると、とても幸せになる。」
"I love people in love. So when I see couples in love, I get very happy."

SRK with Madhuri [Honesty & Courtesy]

SRKは"Anjaam (『地獄曼荼羅アシュラ』←どんな邦題よ、これ!?笑)"で1994年に初めてMadhuri Dixitと共演しました。マードゥリーは1967年生まれなので、SRKより少し若いのですが、随分若くして映画界に入ったので、この時にはすでに10 年のキャリアを積んだ大女優でした。Dhak Dhak Girlというキャッチフレーズ。Dhak Dhakというのはヒンディの擬音語で、ドキドキのこと。つまり彼女を見ると、老若男女胸がドキドキするくらい素敵ってことです。

年齢的な衰えはさすがの彼女にも現れていますが、今もドキドキさせてくれます。Madhuri Dixitについてはいずれゆっくりまた書きたいですが、今日のエントリーは、彼女とSRKについてです。

今年のフィルムフェアの授賞式で、二人は初めて一緒にパフォーマンスをしました。 SRKは女性に対していつもとても礼儀正しく、丁寧かつ愛情深く接する人なのですが、マードゥリーに対しては特にそうだと思います。恩義を感じているのです。

2:40

"I've worked with people who have helped me a lot. Most of them are ladies. Genuinely they have helped me become what I am. The people like Madhuri, Juhi. These are the people who have actually danced a step in front of me so that I can keep up. I didn't know how to dance. They've been really helpful. "  
「僕はこれまでたくさんの人に助けられてきた。そのほとんどが女性たちなんだ。彼女たちによっ て今日の僕が作られたって真剣にいえる。マードゥリーやジュヒーは、僕の目の前に立ってダンスのステップを手取り足取り教えてくれた。 僕はダンスなんて踊れなかったんだ。彼女たちがどんなに大きな助けになってくれたことか。」

SRKが過去形でな く、現在完了形で語っていることに注意してくださいね。ここに彼の女優さん方への敬意が現在にも継承されていることが現れています。いくら華やかでも女優 より男優の地位のほうが圧倒的に高く、俳優生命も長いインド映画界。過去形で語られていたら、日本語訳は同じでも随分違った印象になっていたでしょう。

二 人の共演は、"Anjaam", "Koyla", "Dil To Pagal Hai", "Hum Tumhare Hain Sanam", "Devdas"の5作とオムニバスの"Gaja Gamini"です。アメリカに嫁いで映画界から遠ざかっていたマードゥリーですが、戻ってくるたびにSRKは挨拶にかけつけます。

下は昨年暮れマードゥリーがダンス番組の審査員をするためにムンバイに戻り、収録しているとき突然、別のフロアにいたシャールクが訪れて皆が騒然となったところ。


SRK, Kids and Employees [Honesty & Courtesy]

SRKの子どもたちや使用人への接し方がよくわかります。


◆対キッズ
SRKは大変な子ども好き。子どもたちにも大層好かれます。

1:38のちっちゃな女の子とってもカワイイ…。
Shah Rukh Khan uncle, hamare jaise bachchon kelye chote filme manaye. 「シャールクカーン叔父さん、私たちみたいな子どものための映画を考えてくださいませ。」


若い頃の演技の師、バリー・ジョンの語るSRK。
2:40
バリー・ジョン
He worked very well with children. I mean, of course there's a child in more of us. But I think in Shah Rukh, the child is very permanent. In terms of his physicality, his energy and his willingness to have fun. To see the lighter side of things... So that means he relates well with children. ~He was a very good clown you know. Prepared to fall about all over the place and get slapped, how pies're thrown into his face. 「 彼は子どもたちととてもうまくやっていた。もちろん我々の多くに内なる子どもがいる訳だけれど、シャールクの中にいる子どもは恒久的なものだ。彼のルックスやエネルギー、楽しもうとする心、物事の明るい面を見ることなど。様々な点で子どもたちと通じ合うものがある。~彼は素晴らしいピエロだった。そこらじゅうで転んだり、引っぱたかれたり、顔にパイを投げられたりね。」


◆対使用人
SRKの家には使用人が20人以上いるそうです。その中でも側近中の側近と言えるのは、付き人のSubash Jain、メイクアップのRavi Dadaを初めとする数人。スバーシュは15年以上SRKのそばで彼の身の回りの世話をしています。このプログラム放映当時で勤続12年。今はかなりのご年配です。SRKは使用人たちをGar ke log(家の人達=身内)と呼んでとても手厚く扱っています。

5:50
シャールク・サーヒブ(主にイスラム教徒男性への敬称)は、使用人がお茶を持って行くと「ありがとう」とおっしゃいます。相手が目下であろうと丁寧で、いつも「ありがとう」とか、「ごめん、スバーシュ、僕が悪かった」など言われます。なかなかできることではありません。シャールク・サーヒブは決して怒りません。これまで怒鳴られたことは一度もありません。私はシャールク・サーヒブの元で12年間働いていますが、そんな気は全然しません。つい最近来たばかりのようです。あと120年でもシャールク・サーヒブの元で働ければ本当に幸せです。私から旦那様に何か言うことですか?「少し休んでください」ですね。


Ravi Dadaの授賞式で、彼の足に触れて敬意を示すSRK。階級意識の強いインドでこういうことをするなんて、SRKは本当に稀有な人だと思います。(この番組、繰り返しがしつこすぎですが…。)


SRK on Eid インタビュー [Honesty & Courtesy]

eid.jpg

ラマダーン明けのお祭り、イードはイスラム教徒にとってのお正月のようなお祝いです。
シャールク家はディワリやクリスマスなど様々なお祭りを祝っていますが、今年は珍しく
大勢の映画スターたちを呼んで、かなり盛大にイードを祝いました。プレス会見もありま
した。子どもたちも大きくなってきたので、イスラムの文化をきちんと伝えたい気持ちが
強まったのだそうです。サングラスをかけていない、しかもクルタ姿のシャールクは何だ
か新鮮です。


印象深いイードは?
1:14
2つ思い出す。ひとつは、エジプトのファルファラで祝ったイード。”Suraj Hua Madham(家族の四季K3G)”の撮影をしていたときなんだけど、100km四方見渡すかぎり、誰もいない砂漠だった。50人ほどの撮影スタッフだけでね。そこでお祈りをしたのが印象深いよ。

"コーイー ナヒン ター कोई नहीं टा (だーれもいなかったんだ)"ってきばって言っているところが気に入っております。あと、ファルファラのとこで、「ふーふふぁ…」となっているところ(笑)

もう一つは、父との思い出だ。子どもの頃、イードになると叔父と父が二輪車に乗せて寺院でのお祝いに連れていってくれた。南デリーにあるイードガー(屋外の寺院)で、男たち皆で祈った。毎回サンダルを盗まれたり取り違えたりしてね。忘れられないよ、父さんが連れてってくれたってことがね。とてもなつかしい。だんだん年を取ってくると、こうした記憶が胸に迫ってくるようになる。

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