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怒らせるAamir <2> [Loss & Pain]

さて、お待ちかね…でもないと思いますが、地震で中断していた「怒らせるAamir<2>」です。前回までの経緯を忘れてしまっている方は、「怒るSRK」と「怒らせるAamir<1>」を先に御覧ください。前回は出演作品のジャンルに関する嫌味でしたが、今回は人間関係に関するものです。

I think that Shah Rukh's big strength is that, he really knows how to keep the media happy. 僕が思うにシャールクの強みは、メディアの連中をいい気分にさせるツボを心得ているってことだ。

0:20
He really knows how to keep the media on his side and make personal relationships with a lot of people from the media who are in the powerful positions, interact with them. And I think that's great. That's his strength and he uses it well. 本当に彼はメディアを味方に惹きつける術を身につけている。そして業界の有力者たちと個人的な関係を結び親しくなる。素晴らしいじゃないか。それは彼の強みで、彼は上手くそれを利用してる。

どうでしょうか?悪意とも賞賛とも取れる微妙なラインですが「業界の有力者たちと個人的な関係を結び…云々」は確信犯的な匂いがします。まあ無理すれば単に無邪気にSRKの社交術を賞賛しているとも取れ…る?…うーん、やっぱ無理かな。

当然メディアは前者に受け取りました。
1:12
He chose his words carefully giving all the credit of SRK's popularity not to his work, but to his smooth talking ways. 彼は注意深く言葉を選びつつ、SRKの人気は実力ではなく滑らかな話術に負うものであるとした。


ワンポイントレッスン(笑) to give credit of A not to B but to C … Aの功績はBではなくCにあるとする

Aamirもいらんことを…と思いますが、SRKをあそこまで怒らせたのは、発言そのものもさることながら、「Aamirはああ言っているけれどどう思うか?」とことさらに取り上げて不愉快な質問を重ねたメディアの責任もあるんじゃないかなあ。それとまあ、"Ghajini"の圧倒的な大成功、怪我をして思うように活動できない自分自身の鬱屈など、色々な要素があったのかも。

ここではまだ辛口ジョークで応酬する余裕があったんですよね。

0:49
I think it's a good strategy. You take the biggest brand in the country that is Shah Rukh khan. And then use that platform to publicize yourself. I think Aamir rocks. 良い戦略だと思うよ。シャー・ルク・カーンという国一番のビッグなブランドを、自分自身の宣伝に利用するってのは。アーミルやるなあって。


The problem is I can't use any other brand because there is no other brand bigger than me(laugh). 問題は、僕にはその手が使えないってことだ。だって僕よりビッグなブランドはどこにもないからね(笑)。

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さて、SRKをあんなにも怒らせたAamirの発言はつまるところ、

SRKはウケるからってワンパターンのロマンス映画にばかり出て、メディアの有力者に媚び売って人気を博している。それに引きかえ俺さまは、リスクを背負って毎回冒険し、実力で大成功おさめちゃてるもんねー」ってなもんです。

うーん、こうしてみると鼻持ちならない発言ですねぇ…。これでもしAamirが喧嘩を売るつもりじゃなく言ったのなら、恐ろしく不器用な人だと言わざるを得ません。社交嫌いと言われるのも無理はないかも。

最後にもう一度SRKの名言を:
"Be happy for what God has given you. Don't be unhappy for what God has given me." 「神が自分に与えたものを喜べよ。神が僕に与えたものを不愉快に思うのではなく。」

頑張るSRK [Acting & Performing]

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苦悩するSRK」で書いたように、怪我やいつもの凝りすぎによって制作費が莫大に膨らんでいるRa Oneのため、SRKはお金になる仕事なら可能なかぎり全て引き受けています。ファンとしてはアワードなんかでたくさん見られたのでうれしかったんですけどね。体調を崩さないよう祈るばかり…。

I work hard for my money(laugh). Yes, I've been working a lot. For lots of people who are doing the award functions, I enjoy attending them. Especially in a year I'm nominated. And inevitably I have a good fortune that people expect me to come and dance or perform or do something or the other. 頑張って稼いでいるよ(笑)。そうさ。ここんとこすごくたくさん仕事している。色々な人が映画賞をやっていてね。出席するのは楽しいよ。特に自分がノミネートされている年はね。それに皆が僕に踊ったり何かしらパフォーマンスをして欲しいって言ってくれるのは、疑い無く恵まれていると言える。


So I'm having fun. Though I'm very tired now. I've been working around the clock in all the awards and I don't know when I'm getting sight of Jitesh. And the whole Filmfare team will also expect me to do something. So I should prepare something. But I'm having fun, yeah. だから楽しんでいるよ。まあ、すごく疲れてもいるけどね。あらゆる映画賞に出て24時間働き詰めだからね。それによく分からないんだけど、あそこにいるジテーシュたちフィルムフェアの連中も僕に出て欲しいらしい。そしたらまた何かしら準備しなくちゃ。でもまあ楽しんではいるよ。うん。



SRKは普段「疲れた」ってめったに言わないんですが。本当にさぞかし疲れているのでしょう。にこやかなのが救いです。

すごいなと思うのは、このインタビューは1月の後半に行われたものなんですが、フィルムフェアの収録が1月29日だったので、「何かしら準備しなくちゃ…」の段階から10日やそこらでマードゥリーとのあの共演ステージができちゃうってことですよね。衣装も振付も大道具もダンサーも準備したスタッフもすごいけど…やっぱシャールクが一番すごい!


おまけ

SRKはクリケットに夢中 [Passion]

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クリケットに全く興味のない日本人である私は、SRKがクリケットのインディアン・プレミア・リーグ(IPL)のチームオーナーになって以来、春になると何ヶ月も撮影をお休みして応援に夢中になってしまうのが惜しいなあなんて…。特に過去3年間彼のチーム、コルカタ・ナイト・ライダーズは負けに負け続けていいところがなく、色々なことで物議を呼んだりもして、SRKに更なるストレスを荷している感じでした。

でも今年はがんばっていますよ。最下位争いしかできなかった去年までと違い、今のところ3位につけています。今夜これから対戦するのは、プリーティ・ジンタがオーナーのKings XI Punjabで、ボリウッド対決って感じです。まあ、ルールも良くわからないんですが、SRKがこんなにも一生懸命になっているので、勝って欲しいと思っています。

ゲーム終了後におふざけでプレイするSRK。おふざけなんだけど、マジです。何せ燃える男ですから。


0:56
勢い余ってバットを吹っ飛ばすSRK。How is the wicket condition? (打撃のコンディションはどうだい?)と聞かれ…
Wicket conditions are good. Hand condition is sweaty(打撃のコンディションはいいんだけど、手のコンディションがぬるぬるだ)といいつつ、グローブを借り、. Next one out of the park(次は場外ホームランだよ)

場内の照明が落とされ暗くなってきてもまだむきになってやっている。根っから好きなんですね。

KKRことKolkata Knight Ridersのテーマソング
"Korbo Lorbo Jeetbo Re(行くぜ、やるぜ、勝つぜ)"です。

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