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怒らせるAamir<1> [Loss & Pain]

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SRKを怒らせたAamir Khanの発言その1です。
まず予備知識として以下をお読みください。

・SRKは本当はロマンティックな映画を好きではない
・できればロマンス映画ではなく、アクションやコメディ、社会的な映画で評価されたい。
・しかし、自分をキング・オブ・ボリウッドにしたのは、ロマンス映画だと認識している。
・自分だってショーン・コネリーは良い役者だけどやっぱり007ジェームス・ボンドが天下一品だと思ってしまうので、観客の望みは理解できるし、観客の幸せが一番大事だと思っている。
ロマンス以外の映画で評価されないのではないかと恐れている。実際Asoka, Phil Bhi Dil Hai Hindustani, One 2 ka 4など新境地を目指した映画は興行的には失敗し、Chalte Chalteの成功で救われた。
実際のところは言われるほどロマンス映画ばっかり出ている訳ではない。特にAamirの発言があった2008年RNBDJ直近の数本は、Chak De, OSO, Donなど、バラエティに富んだ映画で成功している。

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I think Shah Rukh works in his style. He likes to do romantic films. ...He likes to do a certain kind of cinema which he does very well. And he stays within the limit of that so he does mostly romantic films. シャールクには決まったスタイルがある。彼はロマンティックな映画をやりたがる。特定のジャンルの映画を好み、それを上手にこなす。そしてその範囲を踏み出そうとしないので、彼の映画はほとんどがロマンス映画だ

And he likes to work with certain kind of people. And he is very good at that. I think he keeps audience very happy in that way. しかも彼は特定の人たちとばかり仕事をする。彼はその仕事を上手にやり、それによって常に観客を喜ばせている。

I have totally different way of working. I don't play safe at all. I'm happy to take risks. I go with my instinct. 僕はぜんぜん違ったスタイルで仕事をしている。安全策は一切取らず、リスクを冒すことを楽しむ。自分の直感に従う。
In fact I feel that cinema is something that story telling. Each time I would like to tell different story. I don't want to tell same story again and again. I want to tell different story each time. It's challenging for me. It's exciting for the audience. 僕は映画というのは物語だと思っているので、毎回違う話を伝えたい。同じ話を何度も何度も繰り返すのは嫌だ。毎回違う話をするのは自分にとっては挑戦だし観客にとっては刺激的だ。

Neither of us is right or wrong. I mean each one has their own way of working, and priorities. Both of us are successful. So I think there is no issue.
どちらが正しいというのではない。どちらにも仕事のやり方や優先順位がある。僕たち二人とも成功しているので問題はない。




SRKの神経を逆なでしたAamirの発言はつまりまとめると、

SRKがロマンス映画を好きだという決め付け(事実に反する)
SRKの映画はワンパターンだという決め付け(必ずしも事実に即していない)
自分は絶えず新しい挑戦をし成功しているという自画自賛(これは事実)

ということになります。

<楽しいテーマではありませんが続きます>
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